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スマホ依存症の治し方!消えた時間を取り戻せ

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もし、スマホを3時間を使うだけで時間の感覚が狂い1日が消えたようになると
怖くありませんか?

「そんな事あるわけがない!」と思うかもしれません。

でも、今、スマホの使いすぎが、脳に悪影響を与えることが、
少しずつ科学で明らかになってきています。

例えば、東北大学加齢医学研究所の榊(さかき)裕之氏の研究では、
子どもたちがデジタルデバイスを長時間使うと、前頭前野や海馬といった脳の重要な部分の発達が妨げられることがわかっています。

また海外の研究では、スマホを使っている間の時間が、
脳に「記憶されにくい」という事実も明らかになりました。

つまり、海外の研究では、
スマホ時間は脳に「記憶にされにくい」事実も明らかになりました。

これが積み重なると
時間の感覚が大きく狂います。

でも、まだ間に合います!

今回はスマホの弊害と脳の衰えを防ぎ、
「消えた時間」を取り戻す脱スマホのヒントを紹介します。

目次

実験:昨日のスマホ時間、覚えていますか?

あなたの時間感覚が狂っていないか?のテストです。

  1. 昨日、スマホを使用した時間をチェック!
  2. その間に 何を見たのか 思い出せる?

どうですか?
何を見たか?はっきり覚えていますか?

おそらく、ほとんどの人が
「何を見たのか、よく思い出せない…」

何かを経験した記憶が、
ほとんど残っていないのでは?

これは、スマホを使う時間が
脳に記憶されない時間 になったから。

これは危険な状態です。

スマホを使う時間が早く過ぎる理由

以前は「スマホが楽しいから時間が早く感じる」
と考えられていました。

でも最新研究で、
スマホ中は現実とは違う時間の流れを感じている」ことがわかってきました。

脳は「記憶の積み重ね」で時間を感じる

私たちの脳は、はっきりした記憶の積み重ね で時間を感じます。

旅行のように記憶が多い日は長く感じ、
何もない日はすぐ終わり、思い出も残りません。

スマホが脳に与える弊害

スマホの使用は、次のような流れになります

  • 1つの投稿を見る
  • 次の投稿にスクロールする
  • 通知が来る
  • 別のアプリを開く

これらが 数秒ごとに繰り返される ため、
脳が まとまった記憶を作れなくなる

その結果、スマホ時間は
「存在しなかった時間」のようになります。

スマホで感じる「時間の消失」は、テレビや本、ゲームとは違います。

なぜなら、スマホは脳の時間の感じ方を断続的に乱すからです。

なぜでしょうか?
これは、脳が時間を感じる仕組み に関係しています。

スマホが時間の記憶を奪う仕組み

通知、スクロール、画像や動画の連続で、脳は次々と注意を切り替えます。

そのせいで「時間を感じる記憶」が作れず、
スマホを見る時間が 、まるで存在しなかったかのように感じます。

スマホが脳の記憶をぼやけさせる理由

最近の研究で、
脳が1つの情報をきちんと処理するには約23秒かかることがわかりました。

でも、スマホを使っていると
6〜8秒ごとに注意が別の情報に移るのです。

つまり、脳が処理する前に次の情報が入るので、
記憶が中途半端にしか残らなくなります。

これは、手ブレしたカメラで、写真を撮り続けている状態。
どの写真もぼやけて、はっきり写りません。

この現象は「時間の断片化(テンポラル・フラグメンテーション)」と呼ばれています。

記憶を思い出してみてください

🔹 最近の旅行
きっと、会話や景色、感情がはっきり思い出せる。

🔹 昨日スマホで見たもの
何時間も使っていたのに、何を見たのか?はっきり覚えていない

思い出は「脳がしっかり処理した時間」にだけ残ります。

スマホの使い方を少し変えるだけで、
記憶も時間感覚も、驚くほどクリアになります。

スマホ依存症で起きる弊害

本来、脳はこう動きます。

  • しっかりと記憶が作られる
  • 脳の神経回路が発達する
  • 「リアルな時間」を感じる

でも、スマホは、脳の流れを途中で断ち切ってしまいます

  • 断片的で思い出せない
  • 時間がどこかに消えたように感じる
  • 記憶の処理が始まるが、最後まで完了しない

これが、いま社会全体で起きている問題です。

変わってしまった「時間の感じ方」

  • 20〜30代が「時間が早く過ぎる」と感じる現象が増えています。
    → 以前は高齢者に多かった。
  • 2010年以降に生まれた子どもたちは、
    生まれたときから「断片的な注意」が当たり前の世代。

彼らの脳の発達や時間の感覚は、
これまでとまったく違うものになっています。

この断片的な記憶しか持てない悪影響は、
スマホの普及と共に社会の以下の弊害を持つ人が増えています。

  • 記憶力の低下
  • 不安を感じる
  • 長時間集中するのが難しい
  • ADHD(注意欠陥・多動性障害)
  • 時間の感覚が狂う「時間知覚障害」

でも、まだ希望はあります。

スマホ依存であなたの脳が力を失う理由

脳は時間の断片化により、情報を処理しきれずに混乱しているだけ
「時間の感じ方」を失ったわけではありません。

本来の仕組みは、今も働いています。

脳は記憶を遮られると記憶しなくなる

もし、6秒ごとに話を中断される会話を続けていたら、
最初は頑張って聞こうとしても、

やがて「もう聞かなくていいや」と
諦めますよね。

脳も同じです。

何度も注意をそらされると、
「記憶しよう」する力が弱まります。

これは「時間をムダにした」話ではありません。
経験そのものが消えているのです。

スマホで過ごした時間は、
人生からも記憶からも消えてしまう

記憶が作られないと、
その時間は「存在しなかった」のと同じです。

脱スマホの方法:消えた時間を取り戻す方法

「時間の感じ方」を取り戻す方法があります

それは、

「スマホを使う時間を減らす」のではなく、
「スマホの使い方を変える」。

そこで役立つのが、脳科学者たちが提唱する
時間のブックエンド(Temporal Bookends)」という考え方です。

時間のブックエンド」で時間管理をする方法

スマホを使う時に、
はっきりした始まりと終わり」を決めます。

例えば、

スマホを使う前に「何をするか」を決める
使い終わったら「終わり」を明確にする

これだけで、脳がしっかりと記憶を残せるようになり、
時間の無駄が減ります。

さらに、シンプルな「区切り」を作ることで、
驚くほど効率的に過ごせるようになります!

✔ 見る動画を「3本だけ」に決める
✔ SNSで「5つの投稿だけ」を読む
✔ メッセージのやり取りは「15分間だけ」にする

スマホ時間を区切ると起こる変化

以下のような変化が起こります。

  • 時間の感覚が元に戻り始める
  • 1日がより充実して感じられる
  • 「何をしたか」を、ちゃんと覚えていられる

まるで子どもの頃のように、1日が長く感じられ、
「ちゃんと生きている」と実感できるようになるのです。

もし、今週を振り返ったときに――
「ちゃんと覚えている瞬間」が増えていたら?

スマホで過ごした時間が、「ただの空白」ではなく、
記憶に残る経験と感じられたら?

これは、ただの“時間管理”の話ではありません。
あなたの人生そのものを取り戻す方法です。

時間は、ただ流れるものではなく、「経験するもの」。
でもスマホの使い方次第で、
その時間は、記憶にも残らず消えていってしまうのです。

でも、大丈夫。

この仕組みを知った今、
あなたには、「時間をコントロールする力」があります。

あなたが、消えた時間を脱スマホで
「リアルな時間」取り戻せますように。

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