もし、あなたが死ぬ間際になって、本当にやりたかった事が
何もやれていないと気がついたら?
一生分の後悔? 重い(笑)
でも、これは気をつけないと誰の人生にでも起こりえることです。
大学の教授が生徒達に見せた壺の実験
時間管理や人生の優先順位をつける重要性を教えるために多くの場面で引用される
有名な壺の実験の話があります。
大きな壺と石
教授は大きなガラスの壺を用意し、それに大小さまざまな石を見せました。
石の幾つかは非常に大きく、逆にとても小さい物もあります。
実験開始:教授は壺にその大きな石を最初に入れました。
次に、生徒に「この壺にどれだけ入るか、どれだけ多くのものを入れられるかを試してみてください」
と指示しました。
生徒の行動:生徒たちは、最初に小さな石を壺に入れようと試みました。
しかし、大きな石を後から入れるのは不可能であり、壺がすぐに一杯になってしまいました。
教授のお手本:その後、教授は壺の中から小さな石を取り出し、大きな石を最初に入れ、
その後に小さな石を入れるようにしました。
この方法だと、壺の中に大きな石も小さな石もすべて収めることができました。
教授が伝えたかった人生の優先順位の教訓
教授はこの実験を通して、生徒たちに
「大事なこと(大きな石)を最初に優先させなければ、
他のこと(小さな石)を入れても重要なものを忘れてしまう」という教訓を伝えました。
大きな石は人生における最も重要な事柄や価値観を象徴し、
小さな石は些細な問題や日々の細かい仕事を象徴しています。
もし最初に小さなことに時間を使ってしまうと、大きな重要なことが後回しになり、
結果としてそれを達成できなくなるかもしれません。
逆に、最初に重要なことを優先すれば、それに基づいて他のことを効率よく進めることができるという教訓です。
重要な物は決して後から壺に入れられない
壺に先に細かい砂を入れた後には、大きな石は入れられません。
しかし、逆に大きな石を最初に入れておくと後から砂や水を入れることはできます。
大きな岩を先に入れない限り、それが入る余地は二度とない。
だから一番大事なものを最初に壺の中に入れないダメです。
あなたの人生にとって大きな石はなんでしょうか?
将来に不安を感じる人
なんか今の生活が物足りない
それは、人生の優先順位が決まっていないのが原因の一つかもしれません。
自分の大切なことの優先順位が決まれば、時間の使い方も自然に変わってきます。
この事を自覚していない人は、私のように人生を失敗します
人生の優先順位を失敗した私の末路
こう書く私の壺の中にも重要な石は、ほとんど入っていないと思います。
私は20代の頃から数えきれないほどのスクールや習い事に時間とお金を費やしてきました。
そして、その学びの多くは、お金に変わる事もなく中途半端なまま終わりました。
もし人生の優先順位を考えて賢く生きていたらどうでしょうか?
私が意味のないお金の使い方を始めたのは、
20代の頃にそれまでコツコツ貯めてきた貯金100万以上を1日でパーっと使い切ったことから始まりました。
今となれば、辛かった当時と、お金のほとんどを何に使ったか覚えていないのですが、
お金って貯めるのは時間がかかるが、消えるのは一瞬で、
その時から、なぜか私は猛烈に学びに凝り始めました。
「学び依存症」です
仕事とは関係ないスキルアップにも役に立たない資格取得?を沢山、取り続けて
(何の資格だったか覚えていないぐらい)
取得できた成果がでたときに何とも言えない自己承認欲求が満たされ、私の学び依存症は加速し続けました
別に学ぶのって悪いことじゃない、
何か役立つ事ってあるかもしれないと思う人もいるかもしれませんが、
問題は自分にとっての大きな石が何であるか?
戦略的に考えないまま水や砂を壺に入れ収入を上回る支出を続けていた状態でした
そして、個人でビジネスを始めてから、さらに病状は酷くなりました。
早く売り上げを上げたい、不安感から起業塾やノウハウ教材に「投資」という名目で異常なほどお金を使いました。
酷い時は、確定申告の時に、1年間で売上の2倍以上をコンサルや学び代に注ぎ込んでいると自覚した時はゾッとしました。
病んでいた時期は、クロージングをかけられて薦められるとカードで借金しても買ってました。
じっくりと学んだことを熟成して実践する間もなく、
費用対効果や時間配分も考えず、そのまま効果もよく考えずに買い続けたこともあり
酷い時は一度に高額な起業塾を3つも掛け持ちするという異常な行動まで取っていました
マンツーマンコンサル商品というものは、半年から1年で1回あたり最低でも30万以上、50万、100万
先払いでお金が飛びましたが、何度も受けているうちに成果が出なくて当たり前、支払いすること自体にも感覚が麻痺。
最後は一度だけ顔を出して、そのまま通わなくなり150万円を丸々捨てた起業塾もありました。
そんな情報弱者を絵に書いたような人間が、起業しても上手くいかないのは当然で
忙しい割には、たいして稼げていない日々が続きました。
会社でやってきた仕事も
辞めた後で受けた仕事も細かい石や砂が多く、大した実績も残せずに
私の人生は本当に砂のような物だったなあと実感しています。
それでも営業する時は、出来る人のフリをして普通の実績を素晴らしい実績のように堂々とアピールする。
段々とそれにも嫌気がさしてきて、ついに病気をきっかけに私は全てをやめざる得ない状態になりました。
私の事例は極端かもしれませんが、大事なことをやれていない生き方は、自分では気がつかないうちにやりがちです。
何も考えずに水と砂をバカみたいに人生に注ぎ続ける行動は、パチンコや買い物依存症と同じで人生を破壊する行為。
経験して良かったと言えるものではありません。
これが壺に何も考えずに砂と細かい石を入れ続けた人間の末路です。
本当に大事なことを見極めて、戦略的に生きないと、人生が残り少なくなってみて
初めて自分の愚かさに気がつくことになり取り返しがつきません。
誰でもAIで能力が底上げされる
2023年頃から生成AIが登場して私達の社会はまた、大きな転換期を迎えました。
ChatGPTをはじめ多くのAIツールは、文章作成から画像生成、何でも上手に作成してくれて、
日々、進化する技術に私達は追い立てられています。
AIに仕事を奪われるのではなく、AIができる人に仕事を奪われるという言葉がありますが
使わないと仕事がなくなるかもしれません。
しかし、悲観することばかりではなく
AIがあるから人並み以下の事しかできなかった私でも能力が底上げされて、生きのびられているのも事実です。
あっという間に作成される文章
手描き以上に精巧なイラスト
一瞬で英文を翻訳してくれる
AIは強力な時短ツールでもあり長く集中して働けない私の大きな手助けになってくれました。
優先順位をつけて落ち着いた生活が習慣化できると、人生は少しずつ持ち直してきます。
人生の逆転スキルはAIの真逆にある
人生が終わったような私でも、AIに出来ないスキルを追求するうちに
実は、何の価値も感じていなかった自分の人生の今までの経験から
差別化できるヒントを見つけ出しました。
最新の情報についていくのがしんどい
それを回避するための生き残り策でしたが
そう、人は自己表現力というものを追求すれば、他者とは差別化できることに気がつきました。
もう、誰でも平均的な能力以上のことはAIでも可能です。
英語が喋れなくても、翻訳はできるし文章も絵も描ける。
高度な専門性が必要な時は、AIの成果品の質を判断するプロの力が必要となりますが
そこまでのクオリティが求められる仕事ばかりではないです。
でも、平均的な多くの仕事が並んだときに、
無いものが「個性」だし、平均的な仕事では人の感情は動きません。
AIツールに助けてもらって平均的なレベルまで到達して
AIが出来ない自分らしいアナログのスキルを伸ばしていく。
これが案外、人生を切り開く鍵にもなるかもしれません。
人生の優先順位を決めることが一番大事
人生で一番大切なことは、優先順位を自分で決めることです。
何を優先して、どう時間を使うのか
スキルを一つ習得するのも選択の連続です。
でも壺の中に何を最初に入れるのか?
入れても後悔しないものなのか?
これすら決められない人は、本当に人生を主体的に
歩むことはできないです。
優先順位を決める力も、AI時代では、さらに差がひらく能力かもしれません。
皆さんが壺の中に本当に価値があるものを入れるヒントになれば嬉しいです。